県美、旧居留地、とんぼ玉ミュージアム(1/30)

日曜日は兵庫県立美術館の常設展が無料でした。企画展の古代エジプト展は有料ですが、見ようと思っていたので行ってきました。

県美

兵庫県立美術館を外から撮った写真。北側が写っている。

兵庫県立美術館

屋上から垂れ下がっているのは「美かえる」。風船のように空気で膨らませるのですが、この日はしぼんでいました。

常設展と企画展の看板。

看板

CTスキャンでミイラの中身が分かってきた、というのが近年の成果のようです。

コシャリとシナモンコーヒーとアップルタルト。

昼食

 

ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展に合わせたカフェのメニュー。コシャリというエジプト料理。それとシナモンコーヒーとアップルタルトのライデンセット。コシャリは癖もなく普通な感じで食べやすかったです。

ヤノベケンジ氏のアート作品。手のひらの上に太陽を乗せた大きな少女の像。

なぎさ

いつもと違うアングルからなぎさを撮ってみました。

生田川公園と布引三十六歌碑の案内板。

案内板

生田川沿いには布引の滝を詠んだ歌の碑が点在しています。昔、全部見てまわったことがあります。個人的には36番の歌がお気に入りです。

たちかへり生田の森の幾度も

見るとも飽かし布引の滝

「いくた」の音の繰り返しが心地良いし、布引の滝は何度見ても飽きない、というのはこの界隈のハイカーなら誰しも思うことでしょうから。

居留地

そのまま歩いて旧居留地のY's Roadへ。最近ここに移転したことを失念していて、元町まで行ってから戻る羽目になりました。

Y's Roadの新店舗を外から撮った写真。

Y's Roadの新店舗

自転車の鍵は既に二つあるのですが、長めのチェーンロックが欲しかったので追加購入しました。これでこの日のミッションはコンプリートしたので、あとはブラブラしていました。

ショーウィンドウに甲冑を着けて馬に乗った人の像がディスプレイされている。

ココマイスターのお店

銀色の球体。表面は鏡のように周りの風景を反射している。

銀色の球体

とんぼ玉ミュージアム

そろそろ帰ろうかと思って歩いていたら、とんぼ玉ミュージアムでアートマーブルの企画展をやっているのを発見。これは見ないわけにはいきません。

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アートマーブル。とても綺麗な模様。

アートマーブル

企画展のみ撮影可です。常設展にも素晴らしい作品があるのですが、残念ながらそちらは撮影不可。以前は撮影可だったと思うのですが。とはいえ、この美しさを写真に残すのは不可能なので、実物を目で見た方が良いのでしょう。偶然、とんぼ玉ミュージアムの前を通って、この企画展を見られたのは幸運でした。

解析概論の無理数論を読む(その1)

数学を勉強し直したいとずっと思っていて,代数学の本を少しずつ読み進めているのですが,解析学も少しだけ並行してやっていくことにします.解析学はだいたい実数の定義から始まると思いますが,実数を厳密に定義している解析学の本は高木貞治『定本 解析概論』(isbn:9784000052092)しか持っていません.というわけで,この本の附録I 無理数論を読んでいきます(まず実数を定義したいので1章の前に附録Iを読む).大学1〜2年の内容だと思うので,高校生でも読める内容だと思います.

本の記述を全て検証し,行間は全て埋めていくつもりですが間違いも多々あると思います.この記事に間違いを見つけたら是非教えて下さい.また,もっと良い証明がある,などのコメントもいただけるとありがたいです.よろしくお願いします.

さて,では読んでいきましょう.

無理数論の前置き部分

有理数の四則および大小の関係(順序)は既知として,有理数から無理数への橋渡しをするのである

と書いてあります.実数を定義するためには,大前提として有理数が定義されていないといけません.ですが解析概論では有理数は既に定義されているものとしていますし,この記事でも有理数は既に定義されているものとします.めちゃくちゃ大雑把に言うと,

  • 減算ができるように自然数を拡張することで整数が定義される
  • 0以外で除算ができるように整数を拡張することで有理数が定義される

という感じです.有理数から実数を定義するのは,整数や有理数を定義するのとは全く別種の拡張をしないといけないので難しいですね.

数直線上の有理数の隙間を埋めたものが実数,というのが素朴なイメージです.実際, \sqrt{2}のような無理数,つまり有理数でない数があることは古代から知られていたでしょうし,有理数に隙間があるのは確かです.ではどうやってその隙間を埋めるのかという議論になるわけですが,その前に有理数が(隙間はあれど)数直線上にぎっしり詰まっていること(稠密性)が述べられています.

有理数の稠密性が大切である.すなわち a, bが相異なる有理数で, a \lt bならば, a \lt x \lt bなる有理数 xが必ず,従って無数に,存在するのである.例えば m = \frac{a + b}{2},従ってまた \frac{a + m}{2}, \frac{m + b}{2}等々が, a, bの中間にある.

 m a, bを端点とする線分の中点ですね.そして a b mとの中点というようにどんどん中点を取ることができます.これらの点は全て a bの間にあります.

一応ちゃんと書いておくと, a \lt bの両辺に aを足すと 2a \lt a + bが得られ,その両辺を 2で割ると a \lt mが得られます.同様に a \lt bの両辺に bを足して 2で割ると m \lt bが得られます.これらを合わせて書くと a \lt m \lt bとなりますね. a, bは任意にとることができるので, bの代わりに今求めた mを入れてやれば a \lt \frac{a + m}{2} \lt mとなるし, aの代わりに mを入れてやれば m \lt \frac{m + b}{2} \lt bとなります.

それにしても,実数の概念がない(未定義)状態で有理数の稠密性と言われると違和感があります.有理数全体 \mathbb{Q}にどのような位相を入れようが, \mathbb{Q} \mathbb{Q}の中で稠密ですよね.有理数の稠密性は普通,( \mathbb{Q} \mathbb{R}も通常の位相で考えて) \mathbb{Q} \mathbb{R}の中で稠密であることを意味しているはずです.なので,実数の概念を定義する前に有理数の稠密性を論じるのは(稠密性という表現が出てくるのは)変な気がします.

これについてはよく分かりませんが,読み進めるのに支障はないので深く考えないことにします.

その2に続く.
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小浜宿と摂津国名所大絵図

先日、宝塚市立小浜宿資料館に行ってきました。小浜の地理がなかなか面白かったのでごく簡単にまとめてみました。

宝塚市立小浜資料館を外から撮った写真。右手に蔵のような建物がある。

宝塚市立小浜資料館

戦国時代の小浜

小浜は真宗本願寺派のお寺、毫攝寺(ごうしょうじ)の寺内町として開かれたようです。毫攝寺はもともと京都にあったのですが戦国時代にこの地へ移されました。当時の本願寺武装勢力として戦国大名に対抗していたわけですが、そのためにこの辺りの地形をうまく利用していたのですね。小浜は北・西・南は大堀川、東は溜池と土塁に囲まれた天然の城塞なのです。

小浜のジオラマの展示。

小浜のジオラマ

この写真は小浜のジオラマを北側から撮ったものです。手前(北側)は分かりにくいですが、三方を川に囲まれ、東側に溜池があるのが分かります。

江戸時代の小浜

小浜地区と街道筋が描かれた地図の写真。

小浜地区と街道筋

江戸時代に小浜は宿場町として栄えました。この地は有馬街道、西宮街道、京伏見街道が交わる交通の要衝だったのですね。しかも少し北には中山寺を含む西国三十三所の巡礼街道が通っています。小浜は西国各藩の参勤交代の通り道でもあったので、大いに賑わったそうです。

小浜が大きな宿場町であったことは摂津国名所大絵図からも見てとれます。

摂津国の名所が描かれた古地図。

摂津国名所大絵図

摂津国名所大絵図は神戸大学附属図書館デジタルアーカイブで閲覧できます。

(URL: http://www.lib.kobe-u.ac.jp/directory/kobemap/htmls/lime/ezu_01.html

摂津国名所大絵図

摂津国名所大絵図は古い地図ですが、阪神間の人には馴染みのある地名がたくさんあるので分かりやすくて面白いと思います。ど真ん中にある伊丹(文字が南から北の方向に書いてあります)が目印になります。小浜(小濱町と書いてあります)は伊丹の北西にあります(北が左なので右90度回転した方が見やすいです)。また近くの大きな町としては池田があります。

伊丹のそばに荒木摂津守古城があります。これはJR伊丹駅のそばにある有岡城跡のことですね。荒木摂津守古城は神戸にもあります。絵図では生田川の河口を目印にして、少し西を探せば見つかります。これは花隈城のことですね。

生田川を辿っていくと布引の滝があります。その西に松永久秀古城(城山にある瀧山城跡のこと?)を挟んで再度山大龍寺があります。布引の滝の北東に摩耶山天上寺があり、その東に天狗岩があります。摩耶山、再度山周辺のハイカーにはお馴染みですね。

絵図に大きく武庫郡と書いてあるところの西側に六甲山、武庫山、石宝殿があります。六甲山と武庫山はこの絵図では違う山なのですね。そしてどちらも、石宝殿との位置関係が正しいとすると、六甲最高峰とは違うことになります。もっとも、昔の絵図なのでどれほど忠実な地図なのか分かりませんが。

生田川の隣の大石川(都賀川)河口のすぐ西に求女塚、大石川と石屋川の間に求塚(と書いてありますが実際は処女塚)、石屋川の隣の住吉川河口のすぐ西に求塚があります。処女塚は前回の記事で少し触れた古墳で、両隣の求女塚古墳とともに菟原処女(うないおとめ)の伝説が残っています。

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菟原処女は芦屋にいた女性で、その女性を巡って二人の男が争ったという伝説です。その女性は争いに心を痛めて自ら命を絶ち、二人の男もその後を追ったそうです。処女塚古墳が菟原処女の墓で、その両隣の求女塚古墳が二人の男の墓と言われています。2つの求女塚古墳は公園になっています。

ところで、菟原処女の菟原は「うない」と読みますが、絵図に大きく書いてある菟原郡の菟原は「うはら」と読みます。菟原郡は今はもう無いのですが、JR住吉駅のそばにある「うはらホール」や、「恋野温泉うはらの湯」などに名前が残っています。菟原郡は芦屋も含む、まあまあ広い地域だったようですね。芦屋にもいろいろ面白いものがありますが、記事がダラダラ長くなってきたのでこの辺りで終わりにしようと思います。

滝の音は・・・

ブログ更新するする詐欺状態だったので、いい加減本当に更新しようかと。読みやすいように文章を推敲したり構成を考えたりしていると手間が掛かるので、結局更新しなくなってしまうんですよね。というわけで、これからは文章が変だろうがなんだろうが、気にせず気楽に書いてみようと思います。

 

前置きはこのくらいにしておいて、本題。今更すぎてアレなんですが、去年の10/24に神戸市垂水区にある温泉に行った時のことを、正月に参拝した敏馬神社と絡めて書こうと思います。

 

滝の茶屋

出発地点は山陽電車滝の茶屋駅。海が見える駅として、大層人気があるようです。

滝の茶屋駅のホームを南向きに撮影した写真。ホームの向こうに海が見える。

滝の茶屋駅のホーム

昔、この辺りに滝と茶屋があったのが地名の由来のようですね。垂水も滝のことを意味しています。この記事のタイトルはご存知、百人一首からとったものです。

滝の音は

絶えて久しく

なりぬれど

名こそ流れて

なほ聞こえけれ

かつての滝と茶屋が無くなっても人気があるこの駅にピッタリの歌ですね。

 

月の湯

滝の茶屋から約2km北に行ったジェームズ山というところに月の湯舟という天然温泉があります。

月の湯舟というスーパー銭湯の看板。壁に付けられた銀色のプレート。

月の湯舟の看板

駅から離れているのであえて行くようなところでもないですが、月の湯舟という名前が風流だったので短歌を一首詠んで、10/24にツイートしました。

玉藻刈る
苅藻を過ぎて
滝の茶屋
野島背にして
月の湯舟へ

この歌の解説も同日にツイートしています。

神戸っ子以外には意味不明だと思われるので、少しだけ説明を。
苅藻は神戸市営地下鉄・海岸線の駅名にもなっている地名です。
滝の茶屋は山陽電車の駅です。海が見えるフォトジェニックな駅として人気があるようです。
野島は神戸ではありませんが、淡路島北端、岩屋の西の地名です。

地下鉄海岸線に乗っていったわけではなく、「玉藻刈る」に掛けたシャレで苅藻を入れました。
とは言え、滝の茶屋に行く途中にある土地ですし、「玉藻刈る」は海沿いの地名に掛かる枕詞なので、間違ってはいません。

「野島背にして」は淡路島の逆方向、つまり山側に歩いて月の湯舟に向かったという意味です。
神戸っ子にとって、北=山側、南=海側なのです。

この短歌には他にも仕掛けがあるのですが、続きはwebで。(放置していたブログをそのうち更新するかも?)

短歌のタネ明かし

さて、それではこの短歌の解説の続きです。この短歌は万葉集にある(らしい)次の二首を本歌取りしたものなのです。

玉藻刈る

処女を過ぎて

夏草の

野島が崎に

廬りす我れは

玉藻刈る

敏馬を過ぎて

夏草の

野島の崎に

船近づきぬ

ツイートした解説のとおり、玉藻刈るは海沿いの地名に掛かる枕詞です。一首目の処女(おとめ)は菟原処女(うないおとめ)の伝説がある処女塚古墳の辺りのことです。菟原処女や処女塚古墳の話は機会があれば書くかもしれませんが、気になる人はググった方が早いでしょう。そして二首目の敏馬(みぬめ)は、王子公園から兵庫県立美術館に至るミュージアムロードと国道2号線との交差点の近くにある敏馬神社のことです。

敏馬神社

敏馬神社の鳥居。

敏馬神社

敏馬神社は神功皇后新羅征伐からの帰りに美奴売の神を祀ったという、由緒ある神社で、毎年正月に参拝しています。昔はこの神社の側に海岸があったそうですが、昭和6年頃に埋め立てられたようです。きっと昔は風光明媚な場所だったのでしょう。上の歌以外にも万葉集には敏馬の浦を詠んだ歌がたくさんあります。

 

というわけで、締めくくりの一首。

久方の

雨の降る日に

書き記す

見る目はないと

知っているけど

※ 敏馬はみるめとも読みます

9/16(月)の山歩き(山本〜最明寺滝〜宝塚ロックガーデン〜中山最高峰〜奥の院〜中山寺)

9/16(月)は中山に登りました. 今回は山本からスタートして中山寺に下山するルートです.

登山口までの街歩き

阪急山本駅の近くに新池公園と,「あいあいパーク」という園芸センター(?)があります. 新池公園は広々としたお洒落な公園です. とても雰囲気が良かったので,いつか散歩に行こうと思います. あいあいパークの建物もお洒落でした.

新池公演の入口です.

新池公園

公園内にあるキオスクです.駅の売店ではなく,本来の意味のキオスクです.

キオスク

公園内の写真です.池と芝生が広がっています.

園内

あいあいパークの建物です.異国風で屋根はレンガです.

あいあいパーク

山本駅の北側に巡礼街道の道標があります. 目指すのは最明寺滝ですが,左の木接太夫の碑というのも気になります. いつか見に行こうと思います.

山本駅の北にある巡礼街道の道標です.左は木接太夫の碑で右は最明寺滝です.

道標

駅前から少しだけ東に歩いて,貝尻池広場の前を進んで行きます.

広場の前の写真です.広場の説明が書いてあります.

貝尻池広場

道標に従って道なりに歩いていきます. 特に迷う所はありません.

最明寺滝を示す道標と,保護樹木に指定されたイヌマキです.

道標とイヌマキ

消火栓の標識です.この標識にも最明寺滝を示す道標が付いています.

消火栓の標識

雲一つ無い青空. 清々しいお天気ですが,暑いですね.

青空の写真です.

青空

登山口にある宝教寺のお地蔵さんに,無事に登山を終えられるようお願いしてから入山しました. 帽子を被ったお洒落なお地蔵さんですね.

3体のお地蔵さんです.真ん中のお地蔵さんは帽子を被っています.

お地蔵さん

宝教寺の入口の朱塗りの橋です.橋の上には提灯が掛かっています.

宝教寺の入口の橋

登山口から最明寺滝

山に入ると木々のお陰で涼しいです. 正に「お陰」ですね.

最明寺川沿いの登山道です.地面は舗装されています.

登山道

登山道の脇にあるお地蔵さんとタヌキの置物です.

お地蔵さんとタヌキの置物

石造りの門です.大聖不動尊と書いてあります.

写真を撮り忘れましたが,辰巳橋を渡った辺りで3方向に分岐しています. 右の道が最明寺滝に向かう道です. 正面の石段の登り道と,左の道は宝塚ロックガーデン方面に向かう道で,直ぐに合流します.

最明寺滝の所は行き止まりですが,立派な滝なのでスルーするのは勿体無いです. 滝を見てから,引き返してロックガーデンに向かいましょう.

滝の手前の景色です.大きな岩が祀られています.右側の崖からは岩がせり出しています.

滝の手前

滝を斜め前から撮った写真です.

滝を正面から撮った写真です.

最明寺滝から宝塚ロックガーデン

堰堤を巻いていきます. こんな感じで水を吐いているフグがいたような・・・

堰堤を正面から撮った写真です.左岸側に巻道が付いています.

堰堤

堰堤を斜め前から撮った写真です.丸い水抜き穴が3つあって,顔のように見えます.口の位置の穴から水が流れています.

堰堤

満願寺方面への分岐を左に進んで,踏み抜いてしまいそうな木橋を越えて宝塚ロックガーデンへ.

分岐の写真です.右が満願寺方面で,左が目指しているロックガーデン方面です.

分岐

ボロい木製の橋です.

木橋

岩の写真です.岩に宝塚ロックガーデンとペイントされています.

宝塚ロックガーデン

ここから岩登りが始まります. 日差しを遮るものが無いのでめちゃくちゃ暑かったですが,少し登っただけでも良い眺めです. 遠くに見える丸い山は甲山でしょうか.

岩場を見上げるように撮った写真です.

岩場

岩場から撮った写真です.街並みと鉄塔が見えます.

岩場からの景色

岩場から撮った写真です.六甲山地見えます.

岩場からの景色

宝塚ロックガーデンから三日月岩

馬蹄形の中山連山に囲まれた所の東側,山手台東の辺りが見えます. 住宅地より手前側の拓けたところで工事をしているようですが,悪名高い太陽光パネルでも設置しようとしているのでしょうか?

山手台東の辺りが見えます.

山手台東辺り

しばらく進むと,真新しい紅白の鉄塔がありました.

紅白の鉄塔を見上げるように撮った写真です.

鉄塔

お天気続きで地面は乾いていましたが,ヌタ場がありました.

木の根っこの下の日が当たらないところにあるヌタ場です.

ヌタ場

三角点を通り過ぎてさらに進みます.

三角点の写真です.

三角点

三日月岩はとても眺めが良いですね. ところで,なぜ三日月岩という名前なのでしょうか? それと,木に引っ掛かっているサンタクロースの帽子も気になります.

三日月岩からの景色です.ゴルフ場が見えます.

三日月岩からの景色

三日月岩からの景色です.掠れた字で三日月岩と書いてあります.木の先に帽子が引っ掛かっています.

三日月岩からの景色

三日月岩から中山最高峰

三日月岩から直ぐのところに三角点があります. その少し先に五月台方面への分岐があったようですが,封鎖されていました. 崩落したのか廃道になったのか,詳しいことは分かりません. 柵の鉄パイプに書いてあることからすると,長尾山トンネルの工事用の道だったのかもしれませんね.

小さな三角点です.

三角点

鉄パイプを組んだ柵で封鎖された道です.

封鎖された道

柵の鉄パイプに五月台6丁目などと書いてあります.

柵の鉄パイプ

普通に進んで行けば中山最高峰ですが,最高峰は少し道から外れているので,やや分かりにくいですね. 途中すれ違った人に,中山がどっちにあるのか聞かれました. その人は残念なことに,中山最高峰をスルーしてしまったみたいです.

中山最高峰の手前です.最高峰を示す道標は無いようです.

最高峰手前

最高峰には三角点があり,北側に展望が開けています. 北摂の山々が見渡せます.

中山最高峰の三角点の写真です.

中山最高峰の三角点

中山最高峰から北側の展望です.北摂の山が見えます.

最高峰から北側の展望

山崎独歩会が設置したらしき,中山の山頂標です.

中山の山頂標

ちょうどお昼時だったので,ここで昼食にしました. 他のハイカー達もここでお昼ごはんを食べていました. 以前買った,スノーピークと日清のコラボ商品のチキンラーメンクッカーでチキンラーメンを作りました. と言っても,お湯を入れただけですが.(三角点の上に置いてゴメンナサイ)

チキンラーメンのクッカーでチキンラーメンを作っているところです.

チキンラーメン

汁物は後の処理が面倒なんですよね・・・と思っていたのですが,美味しくてスープも飲み干してしまいました.

出来上がったチキンラーメンです.

チキンラーメン

最高峰から奥の院

最高峰から奥の院までは道標や分岐が沢山あります.

北摂大峰山方面を示す道標です.

道標

桜台方面への分岐です.

分岐

字が掠れて読めない道標です.

字が掠れた道標

天宮塚方面への分岐です.

天宮塚方面への分岐

途中,赤土が目立つところがあります. こういうのを赤埴と言うのでしょうか? 鉄分の含有量が多いのでしょうか?

地面が赤いです.

赤土

「ねずみさし」という面白い名前の木がありました. 名前の由来も書いてありますが,この葉っぱでねずみを刺すのですね.

ねずみさしという名前の針葉樹です.葉っぱがチクチクします.

ねずみさし

前に来た時も不思議だったのですが,このケルンは何を表しているのでしょうか?

大小の石が積み重ねられた大きなケルンです.

ケルン

奥の院西園地への分岐の所で,奥の院方面(写真の奥側)に進みました. 多分もっと手前で奥の院に行く分岐があると思うので,このルートは大回りしていると思います.

奥ノ院西園地への分岐の道標です.

奥ノ院西園地への分岐

奥の院に到着した時には,飲み物1リットルとチキンラーメンの500ミリリットルを消費していて,非常用の水600ミリリットルしか残っていませんでした. 山と高原地図に水場の記号が書いてあるのですが,煮沸しないと飲めないようだったので補給は断念しました. 一般の山では,六甲山系のように簡単には水分を補給できないので,注意が必要ですね.

中山寺の奥の院です.朱塗りのお堂です.

中山寺奥の院

お願い石を納める場所です.大悲水という湧き水が絶え間なく流れています.

お願い石の納め処

奥之院 お願い石(心願成就)守りの由来が書いてあります.

お願い石の由来

奥の院から夫婦岩

奥の院からは夫婦岩を目指してひたすら下っていきます. 途中,清荒神方面への分岐もありますが,今回は中山寺に下山するコースです.

大きな岩が祀られています.

祀られている岩

聖徳太子が修行していたらしい沢です.

聖徳太子の修行場

清荒神方面への分岐です.道標はやすらぎ広場を示しています.

清荒神方面への分岐

大きな2つの岩です.

夫婦岩

夫婦岩を正面から撮った写真です.

夫婦岩

夫婦岩から中山寺

中山周辺も北摂里山博物館の一部になっています. 地域が丸ごと博物館になっているというのは凄いですね.

北摂里山博物館の一部である北中山やすらぎの道の案内板です.

北中山やすらぎの道

中山寺の登山口付近に卜部左近という人のお墓があります.

卜部左近の墓の説明が書いてあります.

卜部左近の墓の説明

卜部左近の墓の写真です.

卜部左近の墓

卜部左近の墓の写真です.

卜部左近の墓

かわいい堰堤. 涙が止まりません(ToT)

堰堤の写真です.丸い穴が3つあって顔のように見えます.目の位置から水が流れています.

堰堤

中山寺まで無事に下山しました.

中山寺の梅林公園の入口です.

梅林公園の入口

中山寺の絵馬堂の天井です.梵字がびっしりと書かれています.

絵馬堂の天井

中山寺の絵馬堂の説明が書いてあります.

絵馬堂の説明

中山寺の境内から見える街並みです.

街並み

中山寺聖徳太子が建立した,真言宗中山寺派大本山なのですね. どうりで立派なわけです.

木造十一面観音菩薩立像など,中山寺の文化財の説明が書いてあります.

中山寺文化財の説明

安産手水鉢の説明が書いてあります.

安産手水鉢の説明

安産手水鉢という石棺の写真です.

安産手水鉢

青い色の五重の塔です.

五重の塔

根っこが剥き出しになった松の木です.

歩きだしそうな松の木

閻魔大王を祀っているのは珍しいですね. 嘘をつくと舌を抜かれてしまいますよ.

閻魔堂の説明が書いてあります.

閻魔堂の説明

閻魔大王の像がこちらを睨んでいます.

閻魔大王

蓮子の花をかたどったものに柄杓が置いてあり,花に流れる水を汲むようになっている手水鉢です.

蓮子の花をかたどった手水鉢

中山寺の立派な門です.両脇を仁王像が護っています.

中山寺の門

宝の湯

下山後は宝の湯で疲れを癒しました. 泉質は有馬温泉と同じだそうです. 足湯は無料ですが,平日しか利用できません.

温泉施設の入口です.

宝の湯

入口の横に足湯があります.

足湯

宝の湯に併設されている市場です.

併設されている市場

宝の湯の由来が書いてあります.

宝の湯の由来

入浴後は宝の湯の中にある食堂で,鶏の天ぷらと蒸し野菜の定食を食べました. デザートにベリーフラッペを注文したのですが,こんなにボリュームがあるとは思いませんでした. これは一人用ではないのかも.

鶏の天ぷらと蒸し野菜の定食です.

鶏の天ぷらと蒸し野菜の定食

大きな器に入ったベリーのフラッペです.

ベリーフラッペ

 今回の山行の振り返り

山本からの登りは,滝や岩場の登りがあるので,変化に富んだ山歩きが楽しめました. 最高峰から中山寺も,夫婦岩やお寺などの見所が色々ありますね. そして下山後は宝の湯に入れるので,結構良いルートだと思いました. 関西在住のハイカーの方には,ぜひ行ってみてほしいです.

9/7(土)の街歩き(その4:阪神御影駅周辺)

9/7(土)の街歩きの続きです.

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阪神御影駅の南側に,沢の井と呼ばれる泉があります. 石碑に書いてあるとおり,御影という地名の由来となった史跡ですね. そして,六甲山の良質な花崗岩が御影の浜から船で全国に送られていたので,花崗岩のことを御影石と言うようになったということも,六甲ハイカーの間ではよく知られていますね.

沢の井の説明が書かれた石碑です.

沢の井の石碑

沢の井と呼ばれる泉です.綺麗な水を湛えています.

沢の井

駅の北側の噴水にも沢の井と御影の説明が書いてあります.

沢之井の地と書いてある噴水です.

噴水

沢の井と御影の説明が噴水に書いてあります.

沢の井と御影の説明

御影商店街には,知る人ぞ知るガンダムの墓石があります. とても良く出来ていますね. それにしても,墓石でガンダムを作ろうと思い付くのが凄いですね.

ガンダムの形に加工された墓石です.

ガンダムの墓石

御影商店街に良い雰囲気のギャラリーがありました. 前に来た時は気付きませんでした. 撮影してもよいのか分からなかったので,写真は撮っていないのですが,展示されていた絵画も良かったです.

外から撮影したギャラリーの入口です.

ギャラリー

9/7(土)の街歩きの記事はこれでお終いです.

読んで下さった方,ありがとうございました.

9/7(土)の街歩き(その3:石屋川公園)

9/7(土)の街歩きの続きです.

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石屋川右岸の公園には,水琴窟のモニュメント,火垂るの墓の石碑,斜めに伸びた松の木,○×ゲームができる遊具など,面白いものが沢山あります.

水琴窟は残念ながら音が聞こえませんでした. 誰かに水を流してもらえば聞こえるのでしょうか?

ググったら,火垂るの墓の石碑を含む,ロケ地を紹介しているサイトがありました.

火垂るの墓 : ロケ地紹介 : 神戸

水琴窟のモニュメントです.地中の音を聞くパイプが3つあります.

水琴窟のモニュメント

火垂るの墓の絵が描いてある石碑です.

火垂るの墓の石碑

かなり斜めに伸びている松の木です.

傾いだ松の木

そろばんの珠のような形の遊具です.珠の側面に○と×が描いてあり,珠を回して○×ゲームができます.

公園の遊具

石屋川公園の付近で猫がいなくなったようです. 迷い猫の特徴が書いてありますが,一瞬「誰にでも攫われる」に見えてしまいました. 早く見つかると良いですね.

迷い猫の写真や特徴が書いてある張り紙です.

迷い猫の張り紙

その4に続きます.

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